胃痛による経済損失 年2.7兆円と試算
ヘルスケア企業調査
第一三共ヘルスケア(東京都中央区)は9日、胃痛に伴う仕事のパフォーマンスの低下により、年間で約2.7兆円の経済損失が出るという試算結果を明らかにした。
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同社は、仕事中に胃が痛くなりやすくて1年以内に胃痛を経験した20-60歳代の働く男女486人を対象に9月5-10日に調査を行った。
胃痛による仕事のコンディションへの影響を聞いたところ、46.3%が「とても感じる」、43.6%は「やや感じる」と答え、合わせると約9割がコンディションに影響が出ると考えていた。一方、「あまり感じない」は9.1%で、「全く感じない」は1.0%にとどまった。
胃痛による具体的な仕事への影響(複数回答)では、最多は「作業スピードが落ちる」(50.4%)。次いで、「判断力が低下する」(42.0%)、「丁寧な対応ができなくなる」(35.0%)などだった。
胃痛による仕事への影響を実感している人(437人)は、仕事のパフォーマンスが1日平均2.4時間低下していた。このパフォーマンスの低下について、同社が最新の民間給与実態統計調査や労働力調査を基に経済損失を試算した結果、年間で約2.7兆円に上ることが示唆されたという。
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